GCCLとFrontage Laboratories、グローバル臨床試験能力強化に向けた戦略的協業を発表

【2025年9月24日】韓国に本拠を置く臨床試験検体分析のリーディングプロバイダーであるGCCL(Global Clinical Central Lab)と、米国拠点のフルサービスCRO(医薬品開発受託機関)であるFrontage Laboratories, Inc.は、9月23日、グローバル臨床試験市場でのプレゼンス強化を目的とした戦略的業務提携(MOU)の締結を発表しました。
今回のパートナーシップは、両社の補完的なサービスとネットワークを活用し、特に米国およびアジア太平洋(APAC)地域における競争力を高め、相互の成長を推進することを目的としています。
調印式では、両社は協業へのコミットメントを改めて確認し、米国およびAPAC地域での共同臨床試験サービス、共同マーケティングおよびプロジェクト支援、新規事業機会の開発、その他の取り組みについて協議しました。
GCCLとFrontageは、それぞれの地域専門知識とグローバルネットワークを組み合わせ、臨床試験プロジェクトを共同で遂行し、世界中のクライアントに対してより効率的で差別化されたサービスを提供していきます。GCCLはグローバルなケイパビリティをさらに強化し、FrontageはAPAC地域におけるより効果的な臨床試験支援体制を確立することを目指します。
Frontage Laboratories シニア・バイスプレジデントのNan Zhang博士は次のように述べています。
「今回の合意により、FrontageはAPAC市場でのプレゼンスをさらに強化し、GCCLと緊密に連携して、グローバル臨床試験のより迅速かつ効率的な支援を提供します。両社の専門性とクライアントネットワークを融合することで、グローバル臨床試験エコシステムをさらに強化し、高品質で信頼性の高いサービスをお客様に提供してまいります。」
GCCL代表理事の趙寛九(KwanGoo Cho)氏は次のように述べています。
「Frontageとの戦略的パートナーシップは、単なる協業を超えるものです。GCCLのAPACにおけるバイオアナリシスおよびセントラルラボの専門性と、Frontageのグローバルケイパビリティを組み合わせることで、グローバル臨床試験市場における新たな成長機会を創出します。両社は臨床試験実施の新たな標準を確立し、クライアントに有意義な分析結果を提供していくことを目指します。」
GCCL(Global Clinical Central Lab)について
GCCLは、GCグループの子会社であり、セントラルラボ、バイオアナリシスラボ、BSL-3ラボを一体化した統合的な「ワンストップ・ラボソリューション」を提供する、臨床試験検体分析のリーディングプロバイダーです。GCCLは、あらゆるフェーズの臨床試験において正確かつ効率的な分析サービスを提供し、新薬開発における信頼できるパートナーとしての地位を確立しています。先進的な分析プラットフォームとLIMSを活用し、アジアを中心としたパートナーに対し、カスタマイズされたコンプライアンス対応のソリューションを提供しています。そのリーダーシップが評価され、GCCLは2025年、Frost & Sullivanの「アジア太平洋地域臨床検体分析サービス産業におけるベストプラクティス顧客価値リーダーシップ賞」を受賞しました。詳細は www.eng.gccl.co.kr をご覧ください。
Frontage Laboratories, Inc.について
Frontage Holdings Corp(1521.HK)およびその完全子会社であるFrontage Laboratories, Inc.は、創薬から後期臨床プロセスまで、バイオ医薬品企業の開発目標達成を支援する統合的かつ科学主導型の製品開発サービスを提供するグローバルCROです。サービスには、薬物動態(DMPK)、分析試験および製剤開発、前臨床・臨床試験用原薬製造、バイオアナリシス、前臨床安全性および毒性評価、早期臨床試験などが含まれます。Frontageは、数多くのバイオテクノロジー企業や大手製薬企業が新しい分子を開発段階に進め、グローバル規制当局への申請を成功させるのを支援してきました。詳細は www.frontagelab.com をご覧ください。